脈診と腹診を組み合わせて、 患者さん情報を整理して、自信を持って治療が出来るようになろう! 【和魂漢才鍼灸ビギナーコースセミナーレポート1月】
こんにちは!
和魂漢才鍼灸の濵田です。
今月1月15日の日曜日に、2017年初めての和魂漢才鍼灸セミナービギナーコースを開催しました。
今月からは、いよいよ今まで習ってきた診察方法のまとめに入っていきます。
今回のメインテーマは、
前回お伝えした当会の脈診の主軸である【気口九道脉診】と【夢分流の腹診】を組み合わせて効果的に治療に使うための方法でした。
主な内容はこちら
・夢分流の腹診の特徴の復習
・脉診と腹診の違いは?
・特徴の違いを意識した上での使いわけかた
・脈診と腹診が両方できることで治療に活かせること
まずは、
今年初めてのセミナーということで、3人グループになって、みんなで今年の目標などの所信表明をしていただきました。
和魂漢才鍼灸セミナーでは、東洋医学の知識や治療技術だけでなく、“人の前で話をする練習”の時間も大切にしています。
鍼灸師の中には、人前でお話するのが苦手だ…というかたも多いように感じています
実際、僕自身も以前は、とても苦手でした。
しかし、
鍼灸師のお仕事の一つとして、
患者さんにからだの状態や今後の治療方針、来院頻度の説明(説得といっても良いかもしれません…)などをしっかりと、わかりやすく伝わるようにお話できることも、とても重要な要素になりますね。
突然、言われたお題についても、その場で話したい内容をまとめて、話す練習を普段からしておくことがとても大切になります。
そのために、
和魂漢才鍼灸セミナーでは最初に、お一人2分程の時間を設けて、話をする練習を行っています。
初めのころは、
みなさん、何を喋ろうかな…と悩みながらでしたが、最近では慣れてきて、突然のお題にもスムーズに話が出来るようになってきましたね(^^)
そういった練習や経験が、普段の臨床での“患者さんへの説明の質”も高めてくれるので、コツコツと続けていきたいものですね!
続いて、
6月に行った「夢分流の腹診」について、改めて復習していきました。
そして、
“脈診”と“腹診”のそれぞれの特徴の違いについて、学んでいきました。
□“脈診”が診ることが得意な情報
□“腹診”が診ることが得意な情報
この2つを比べながら、まとめていくことで、今まで漠然としていた診察情報が少しずつ繋がってきます。
脈診と腹診の情報が繋がってくると、
2つの診察(検査)結果から導き出した配穴になるので、今まで、自信がない…と感じながら選んでいた経穴にも、自信が持てるようになります。
また、
脈診と腹診の2つの診察(検査)をフィルターにかけることで、今まで多くの経穴を使っていた治療も、少ない経穴に絞ることも出来るようになりますね。
そして最後に、
頭の中の情報を整理する方法を学んだあとに、実際に“腹診”と“脈診”をおこなってから、配穴を導き出して、刺鍼する実技を行いました。
(みんなで脈を診る練習をすると、脈診の習得スピードが速くなります)
(腹診の情報を正確にとれるようにチェックしていきます)
(脈診中も笑顔を絶やさず、楽しく実技を行っています)
(講義はまじめに!)
ここで、セミナー生の感想をご紹介します。
・臨床家N先生
「診察→治療→結果の過程が大切だと思いました。
なぜそれ(その治療)をするのか、意図をはっきりして治療しないといけないと感じました。
新しい発見で嬉しいです!」
・臨床家K先生
「脈診と腹診を合わせることで。しっかりと(からだの変化という)結果が、出たことがとても印象に残りました。」
・臨床家E先生
「脈診と腹診の繋がりがわかったので良かったです!
病の深さをしっかりと意識したいと思いました。」
アンケートにも、
手応えを得られたというご意見もとても増えてきているのが、とても嬉しいですね。
N先生が書いてくださっているように、
診察→治療→結果
の過程を明確にしないと、治療している治療家自身が迷ってしまいますね…(T_T)
なぜその治療をするのか?
治療の意図が自分自身で迷わず行えるように、これからもしっかりと学んでいきましょう!
ということで、
次回は2月の19日(日)13時から!
テーマは【脈診と背候診の組み合わせ診察方法】
今回に引続き、さらに深い治療が出来るようになるために、【脈診】と【背候診】の二つの診察方法を組み合わせて、診察情報を整理していきます。
しっかりと【背候診】と【脉診】を頭に入れて、二つに診察方法を組み合わせるようになりましょう!!
濵田貴之でした(^^)/