和魂漢才鍼灸ビギナーコースセミナーレポート10月
2016-10-27
こんにちは。
和魂漢才鍼灸の濱田です。
先日10月16日に和魂漢才鍼灸ビギナーコースを開催しました。
今月のテーマは【打ち鍼の応用編】
主な内容はこちら
・鍼道秘訣集における打ち鍼の技法
・鍼灸治療を行う際も大切な【心持】
・腹診+背中の実技
今回は、実際に打ち鍼を使って治療する方法を学んでいきました。
今回から初めて参加される方もいましたので、まずは復習から!
まずは、前回に学んだ夢分流の鍼道秘訣集を読みなおしました。
夢分流の治療の特徴から、お腹の臓腑の配当、それぞれの技法を復習!
・火曳の針
・勝ち纍きの針
・負け曳の針
・相引きの針
主に使う技法のそれぞれの特徴は、実際に治療で使う際のイメージが出来るので、とても大切ですね(^^
そして、
次に鍼灸治療を行う際に大切な【心持】の大切さを学んでいきました。
夢分流の鍼道秘訣集では、治療をする際の心持をもっとも大切としています。
僕自身もそうだったのですが、鍼灸治療を行う際に
「この症状の患者さんだから、どのツボに対して、何分刺入しよう」
ということばかりに気を取られ過ぎて、他の大切なところに目がいかなくなってしまうこともあります…
技術や知識はとても大切なのですが、実際の治療中では無心で、目の前の患者さんとしっかり向き合うことが大切になります。
そのための心構えや、普段からの学び方や取り組み方について、夢分流の鍼道秘訣集が教えてくれることをお話させていただきました。
鍼灸治療を行う上での心構えは、みなさんにお伝えすることで、僕自身も改めて普段からしっかりと意識をして取り組んでいこう!と感じさせていただきましたね(^^;
続いて、
ヒトの心を乱してしまう「毒」についても紹介させていただきました。
・貪欲
・嗔恚
・愚痴
患者さんに対して一生懸命になりすぎると、陥りやすい治療家の心情を自分自身の経験を踏まえてお話させていただきました。
常日頃から、自分を見つめなおして、心を曇らせないようにしたいものですね。
最後に、
夢分流の鍼道秘訣集上巻に書かれている技法である【止むる鍼】・【散じる鍼】・【車輪の法】の三つの方法を紹介しました。
それら前回に学んだ4つの技法と3つの技法の両方を使う実技をペアを組んで練習しました。
まずはデモで腹診&打ち鍼治療を実際に見ていただきます。
そして実技では、まずはしっかりと腹診を行います。
みなさん、かなり慣れてきてスムーズに触れていました。
そして、実際にお腹へ打ち鍼の練習を行います。
お腹の反応に診て、
どこを治療していくことが大切なのか?
お腹の反応が変わると、身体全体がどのように変化するのか?
これらは、
まずは自分で感じてみないとわからない部分になります。
お腹を治療する意義や目的をしっかりと学び、
お腹を治療した時の変化を自分自身でしっかりと感じて、
自信をもって【腹診】と【お腹への治療】を患者さんに使えるようになりたいですね!
次回は
11月20日(日)13:00~17:00
テーマは「脈診の基礎」です。
和魂漢才鍼灸で主に使っている、脈診を初めて学びたいかたにもおススメのシンプルな脈診法をご紹介します。
東洋医学を様々な現場で使えるように、しっかりと学んでいきましょう(^^)/
濱田貴之でした。