【和魂漢才鍼灸】中級コース10月 開催されました
2016-11-07
こんにちは。
和魂漢才鍼灸の岡井志帆です。
中級コース10月度のテーマは、
『脉状診』でした。
脉を診て、その脉の打かたを読み取り
身体の状態を読み取る方法です。
慣れないうちは、
『脉の打ち方』を指先で感じるのは
繊細な感覚が必要なので、
難しく感じます。
しかし、
鍼灸の技術は
職人さんと一緒です。
コツコツと修行を積めば
出来るようになります。
「指の感覚」と「知識」を
合わせて学んでいくことで、
上達がより早くなります。
『脉状』も、
陰陽五行の理論に基づいて
分けていきます。
セミナーでは、
陰陽の意味、
五行の意味を考えて行きました。
古典に書かれている表現は
自然のものをあらわしたものなので、
実際に自然のものにふれることで
よりイメージしやすくなり
理解もしやすくなります。
例えば、
『脉法手引草』という本の中の
「諸脉の形状の論」には、
「濡脉は、水面に綿を浮かべるがごとし」と
書かれています。
そうであるなら、
水に綿を浮かべたものを用意して
実際に触れてみてはいかがでしょうか。
その頼りない様子、
力の無い様子。
指先で感じて
覚えていくのも
いいでしょう。
私も、しゃくとり虫やナナフシといった
虫に触れてみて
その感触を味わってみました。
頭で考えているだけより、
ずっとイメージしやすいです。
ぜひ、実際に触れるというトレーニング
積み重ねてくださいね。
和魂漢才鍼灸
岡井志帆