和魂漢才鍼灸メルマガ vol.2 【経脈の意味】

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和魂漢才鍼灸メルマガ vol.2 【経脈の意味】

2012-05-11

皆さん、こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。

前回のメルマガでは『十四経発揮』の序文を紹介しました。

鍼灸師にとって経脈流注と経穴の部位、性質を知るのは必要不可欠!
かの沢田健先生(大正~昭和に生きた鍼灸の名人)は『十四経発揮』を深く研究されたそうです。

本メルマガでは『十四経発揮』のオイシイところを部分的に紹介していきます。
少しでも『十四経発揮』や古典に興味を持ってくれると嬉しいですね(^^)

今日のメルマガは序文の次にある≪手足陰陽流注篇≫から“経脈の意味”についての抜粋です。
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■ 『十四経発揮』手足陰陽流注篇(一部抜粋&意訳)
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これを経というのは、血と気が流れ行くこと経常して(経も常も同じ意味)止まらないことをもって、(経と)呼ぶ。

これを脈というのは、血の流れが枝分かれして、体の隅々までめぐることをもって、(脈と)いう。
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今日の『十四経発揮』の引用はここまで。
基本的なことですが、とても大切なことです。

“経”という文字には「常に」という意味が込められてます。
ですから、気血が常に循環して枯れ止まることのない流れ…これが経脈の“経”という文字の意味です。

常に循環するはずの経脈の流れが止まった時、それはその人の命が尽きようとする時を意味するのです。

また“経”には縦糸という意味もあります。これも、経脈の流注を考えると納得ですね。

そして、脈。
身体の一部を示す“月(にくづき)”と“枝分かれするさま”を表わしたユニットで形作られる“脈”という文字。

これにより、体の隅々にまで気血を巡らせる存在として、“経脈”という名が命名されたのです。

なんだか、赤ちゃんの命名みたいですね(^^)名前って、大切です。

【 あとがき 】
他にも、経には「時代を経ても一貫して伝えられる真理」という意味があります。
時代を経て伝えられる真理。
これには経典という言葉に使われています。
仏教の「お経」もそうですし、『黄帝内経』や『神農本草経』もそうです。
上古の時代より伝わる不変の真理なのです。

参考資料『十四経和語鈔』
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編集:足立繁久(和魂漢才鍼灸 講師)
発行:和魂漢才鍼灸
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