症例報告をするために必要な力を養う!【和魂漢才鍼灸】 中級コース3月度 

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症例報告をするために必要な力を養う!【和魂漢才鍼灸】 中級コース3月度 

和魂漢才鍼灸 中級コース3月度が開催されました。

今月は、本年度最後のセミナーとなります。

一年間の学びとしては

・脉診を強化する
 気口九道脉診、脉状診、三部九候診
・脉診、腹診、背候診との合算、臨床へ発展
・東洋医学の知識を深める
・勉強の仕方を学ぶ
・前に立ち発表をする
 思いや考えをみんなに伝える力をつける

上記の内容を中心にすすめて来ました。

医経解惑論、難経、黄帝内経素問・霊枢
少しずつ読むことをしていき、
東洋医学脳を養っていきました。
そして、「古典の本を読む意味」というものを
私なりにお伝えできたと思っています。

また、毎月、お一人に前に出ていただき、
自分のもっている鍼灸に対する思いを
伝えることもしてもらいました。

アウトプットする事で、
学んだ知識を整理する。
分かりやすく伝える工夫が、
相手に興味を持たす話し方をする
トレーイングになる。

これが目的です。

「自分が何を話したら良いか?」
「自分には、みんなに話す事なんてない!」
そんな不安をもっていたメンバーには、
おひとりおひとり
個人的にアドバイスさせていただきました。

結果、みなさん「自分の思いを伝える」という
課題を見事クリア出来たと思います。

中級3月臨床実技1

3月最後の発表は、
「症例報告」をしてくれたメンバー。

これよって、
「実際の臨床時に
 今まで学んだ東洋医学を
 どう考え、どう使っていくか?」
という、セミナー生「共通の悩み」
クリアにしていく、いい課題となりました。

患者さんの訴える症状と
目の前にある自分が集めた診断情報。
もともとの素体、環境が及ぼす影響、
今回の症状が起った原因。
これらを整理していき、
ストーリーを考えていく事をしていきました。

中級3月臨床実技2

発表者の感想です。
「症例報告発表の準備をしたおかげで、
 配穴や病のストーリーがはっきり分かりました。
 今後も、一人で見直しをしようと思いました。」
 :鍼灸師 U先生

今回、発表者には
「患者さんの情報を集めてきてください」
という事をお願いしましたが、
結局、それが「問診力」を養う事になるのです。
いかに「必要な情報だけを集めるか」を考えると、
「必要な問診」「必要ない問診」が分かってきます。

限られた時間の中で、よりよい問診をする事は
鍼灸師には必要な能力です。

その他のメンバーのアンケートです。

問診の大切さが分かりました。
 東洋医学的な問診が出来る域にいかないと
 必要なことが聞き出せないなと思いました。
 以前、岡井先生が「カルテを作れるようにならないと」
 と行っていた意味が分かりました。

 I先生のように症例報告としてあげていくと
 自分のわかっていない点に気づけたので、
 大変そうだけど一つ一つやっていけたらなと
 思います。」:鍼灸師 K先生

「中級も最後となりましたが、
最後にストーリーを考えて治療をするという実技でしたが、
まだまだ勉強不足であると実感してしまったので、
4月からは、より皆において行かれないように
勉強していきます。」:鍼灸師 I先生

「治療にストーリー性をもたせることが難しく、
いかに今まで「とりあえず治療をしていたか」に
気づきました。」:鍼灸師 S先生

「やっと、スタートラインに立った感じです。
 難経はポイントがわかりにくく奥の真意が
「何のこと?」と思いますが、
 講義を聞くと、はじめて「そういうことか!」と思います。
 来年度もよろしくお願いします。」:鍼灸師 I先生

みなさん、症例報告をする事で、
治療方針が見えてくる事が
分かって頂けたと思います。

来年度は、上級コースです。
まだまだ新しい
脉診法を学んで行きます。

そして、よりよい臨床をする力を
養っていきましょう。

和魂漢才鍼灸
岡井志帆
  
中級3月全員集合写真1

   ★お知らせ★
来年度、2017年 上級コースは
今まで学んだ脉診法(上に記載あり)以外に
さまざまな「脉診法」を学んでいきます。
興味のある方は、
途中参加も可能ですので
お問い合わせくださいね!

3月中級集合写真2



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