【和魂漢才鍼灸】集めた情報をどう処理するの?型にはめる方法のすすめ! 上級コース 7月セミナーレポートです
2017-08-12
こんにちは。
和魂漢才鍼灸の岡井志帆です。
情報を集める、分析をする。
鍼灸治療でもこれが大事です。
脉診情報、腹診、背候診、望診、問診、
これらの情報をすりあわせていきます。
外因なのか?
内因なのか?
不内外因なのか?
臓腑の問題なのか?経絡の問題なのか?
五行ならどうなのか?
力の方向性は?
気なのか?
血なのか?
水なのか?
上焦・中焦・下焦などもありますね。
邪実なのか?生気の虚なのか?
考えるべき事はたくさんあります。
それを、パニックにならずに、
一度じっくり考察してみてください。
慣れないうちは、感覚で治療してしまいがちですが、
よくよく考えてみると、
何も考えていない自分に気づいてしまうかも・・・
気づくと怖いですよね。(><)
まず、ビギナーでは、脉診と腹診、背候診の情報が
一致している所から治療していきます。
これは、一番ミスが起こらない基本の方法だからです。
中級になると、脉診と腹診・背候診の情報があわないところが
気になり始めます。
でも、まだどうしたらいいかわからない段階。
「こんなとき、どういうことが身体におこっているのか?」
それが分かってくるのが上級です。
配穴も、最初は○○穴を中心に使っていましたが、
身体に起っている事にあわせた、補瀉の治療が出来てきます。
先ずは、基礎からはじめる。
そして、色んな情報を集める事が出来るようになると、
型にはめて分析してみるのがいい練習になると思います。
慣れると、自然に頭と手が動くようになってくるでしょう。
「型にはめる」
最近、私が学んだ最高の勉強法です。
感覚派の私には辛いですが、
やはりこれも練習が必要です。
最初は、いったいどうすればいいのか
さっぱりでしたが、
分からないなりに考えてみる。
そして、仲間と一緒に「あーでもない」「こーでもない」と
討論してみる。
その繰り返ししかないと思います。
急がば回れ。
勉強は、永遠です。
コツコツ行きましょうか?(^^)
情報を処理する方法のひとつとして
「宇津木昆台」八條目弁 にも書かれています。
また、上級コースでご紹介しますので
楽しみにしていてください。
いいお盆休みをお過ごしください。
和魂漢才鍼灸
岡井志帆