和魂漢才鍼灸メルマガ vol.8 【肺経の所生病その2】

ようこそ

和魂漢才鍼灸メルマガ vol.8 【肺経の所生病その2】

2012-07-24

皆さん、こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。

ちょっと配信が遅くなってしまいました(^^;)
一ヶ月ぶりの『十四経発揮』メルマガです。

今回は前回の続き肺経の所生病その2です。
(その1の内容、記憶に残ってるかなー…^^;)

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■ 十四経脈気所発篇 手太陰肺経穴歌
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気盛んに有余なるときは則ち肩背痛、風寒汗出て風に中(あた)られ、小便数而して欠す。
虚するときは則ち肩背痛み、寒(ひ)え、少気して息するに以て不足す。
溺(にょう)色変ず。卒(にわか)に遺失(いしつ)度無し。

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1『気盛んにして有余なるときは…』
虚実でいうと“実”の状態です。

肺が邪気の影響によって実する時は、次のような症状が現われます。

・肩背が痛む
・体に風邪が影響することで汗が出る(中風と呼ばれる状態です。)
・尿の回数が増え、欠伸(あくび)します。

肩・背の部位は肺の経脈のみならず肺の兪募穴がある部位です。
痛み・症状があらわれるのは当然ですよね。

肺は皮毛を主どり、気を主る。
この皮毛における気の守りが疎(おろそ)かになると、風邪にあてられやすくなります。

そして小便数(しょうべんさく・頻尿のこと)ですが…
尿は肺気の化によって排尿します。

肺のコンディションが悪くなることによっても、
尿に影響が及び、水を制することができなくなるのです。

2『虚するときは則ち…』
肩背痛み、寒(ひ)え、少気して息するに以て不足す。
溺(にょう)色変ず。卒(にわか)に遺失(いしつ)度無し。

・肺が虚して、肺の気が経脈や経穴にうまく巡らない場合も痛みを起こします。
・寒(ひ)えます。寒邪は金の邪気です。
・肺(呼吸器系)のパワーダウンにより、呼吸も浅く息苦しいものとなりがちです。
・尿の色も変化しますし、突然に遺失(失禁)します。

肺と尿の関係は、先ほど挙げたとおり。
肺(上焦)が虚し、下焦を制御することができなくなった故に起こる症状です。

【 あとがき 】
私ごとですが、足立が担当するセミナーメンバーで先日、打ち上げを行いました。
2次会のカラオケでは、かつてないほどに弾けて盛り上がりました。
メンバー同士、グッと距離が近づいた感じがします。

歌って、五行でいうと○ですから。
そういう力があるのだと思うのです(^^)

ということで!次回のメルマガをお楽しみに!

主な参考資料『十四経発揮和語鈔』
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前号【肺の所生病その1】← ・ →次号【中府穴】

編集:足立繁久(和魂漢才鍼灸 講師)
発行:和魂漢才鍼灸

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