和魂漢才鍼灸メルマガvol.6 【肺経の是動病】

ようこそ

和魂漢才鍼灸メルマガvol.6 【肺経の是動病】

2012-05-25

皆さん、こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。

前回のメルマガは肺経のスタート地点、即ち十二経の出発地点について紹介しました。
今回は肺経の是動病(ぜどうびょう)について紹介しますね。

肺経における気血の流れに変動を起こすとどのような異常が起こるか?
について記されています。

 

―――――――――――――
■ 十四経脈気所発篇(一部抜粋&意訳)
―――――――――――――

是(こ)れ動ずれば則ち病、
肺脹満(ちょうまん)膨膨(ぼうぼう)として喘咳(ぜんがい)し、
缺盆の中痛む、
甚だしきときは則ち、両手を交(まじえ)て瞀(ぼう)す、
これ臂厥(ひけつ)となす。

―――――――――――――

■漢字と読みがなが多くて、パッと見たところ読みにくいです(^^;)
しかし!
気を取り直して、病症について解説していきましょう!

1『肺脹満膨膨』とは、肺が脹満し膨々とした感じがする…との意味です。
膨々とは膨満感のようなもの。
肺(=胸)が脹って膨満感に苦しみます。

また、そのために喘咳(ぜんがい)するのです。
喘は喘息の喘。咳き込んでしまうのですね。

2『缺盆の中痛む』
現代医学風にいうと鎖骨上窩あたりが痛みます。

または肺管(=気管)の周囲が痛くなります。
咳しすぎれば気管・ノドが痛くなりますよね。
なので“缺盆の中”が痛むのでしょう。

3『甚だしきときは則ち、両手を交(まじえ)て瞀(ぼう)す』
瞀(ぼう)とは、麻痺のこと。
“手を交える…”つまり腕を交差する肢位ですが、学校で片麻痺の肢位を習ったことはありますね。

甚だしいとき、つまり重篤な病態にもなると、こういった肢位を生じます。
また、このような肢位に対して、肺経の経穴も治療に運用可能ということですね。

この状態を臂厥(ひけつ)と呼びます。
厥とは、気の流れが巡行せず、下手すると“逆行”したりすることを意味します。

ま、ややこしいので、肺経の流注上の気血の流れに異常をきたす。
そのために麻痺症状が起こるとイメージください。

【 あとがき 】
肺経と麻痺。
少しイメージしにくいかも知れませんね。

しかし、肺=金。
金の性質、収斂、粛降の性質を考えると、麻痺という病症もあながち無関係とは言えないですね。

それでも『肺経と麻痺のリンクに抵抗がある!!』という人は
ハネムーン麻痺をイメージするとナットクいただけるかも。

でも、ハネムーン麻痺の場合、“手を交える”の肢位は起こらないか…(^^;)

ではまた次号!!

主な参考資料『十四経和語鈔』
================================
前号【十二経が始める所】← ・ →次号【肺の所生病その1】

編集:足立繁久(和魂漢才鍼灸 講師)
発行:和魂漢才鍼灸

☆和魂漢才鍼灸セミナー参加希望の方は
こちら↓のメールフォームからお申込みください(^^)

 

関西・中部・中国地方からも参加メンバーあり。
距離を問わず、鍼灸の追窮に燃える同志を募集中です!



コメントを残す

*

PAGE TOP

更新通知

メールアドレスを入力し「購読」ボタンを押してください。メールで更新情報をお届けします。





MENU

CONTACT
HOME