八綱弁証と脈診

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八綱弁証と脈診

2013-10-11

こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。

アメブロにも書きましたが
八綱弁証…陰陽・表裏・虚実・寒熱

これらの要素を弁別することで、人体の状態を把握することでき
適切な治療を組み立てることができます。

しかし、適切な治療という割には、
陰証・陽証の概念に関してはあやふやな印象を受けるのは私だけでしょうか?

このような疑問から、この記事をまとめてみました。

この記事は脈証を基に八綱をみてみます。

陰陽・・・後述

表裏・・・浮脈と沈脈

虚実・・・虚脈系・実脈系
(具体的な脈状はここで言うまでもないですね)

寒熱・・・遅脈・数脈

と、八綱弁証の長所のひとつは、カンタンに脈診で判定できるところにあります。

陰証陽証を差し置いても、
表裏・虚実・寒熱が分かれば
“ある程度の”治療ができる…というのも罪な概念だと思います。
(これはあくまでも私の私見でありますが…)

さて、陰証と陽証の概念。

これは人体の方向性・病の方向性であると考えています。

経時的な変化…これはこの世界に生きている以上、無視できない要素です。

しかし、表裏・虚実・寒熱にこの時間軸に沿った変化・要素が見られません。

あるのは“今”“現時点”の体の状態しかないのです。

なので、今の体調を整えるための“ある程度なら”治療できる…という見方になります。

しかし、本当に必要なのは、今の状態ではなく
この身体は今、何をしたがっているのか?です。

この目の前の身体にとって、本当に必要な措置・治療は何なのか?

これを知るためには、陰証か陽証かを判定する必要があります。

ということで
私が考える陰証か陽証かを診る脈証は・・・

脈の“去来”です。

これが実際に脈診をしていて“しっくりくる”判定基準ですね。

脈の去来については『診家枢要』に詳しいです。
…(前略)…
脈を察するに、須らく上下、来去、至止、この六字を識るべし。
此の六字が明らかならざれば、則ち陰陽虚実を別たざるなり。
上を陽と為す。
来を陽と為す。
至を陽と為す。
下を陰と為す。
去を陰と為す。
止を陰と為す。
…(後略)…

『診家枢要』に書かれてあるように
脈で陰陽を判定する基準はシンプルかつ精密な基準で脈を診る必要があります。

しかし、これが分かると、身体の正気・病気の方向性が分かるのです。

これが分かれば当然、適切な治療の方向性が分かりますよね。

最近、脈診でまず最初に診るのは
脈の来去です。



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