足立繁久先生

ようこそ

足立繁久先生

【講師としての想い】

当会では脈診を通じて東洋医学を学びます。

私が特に力を入れていることは診断ということです。

東洋医学という名のとおり、鍼灸は医学です。

その医学において治療を行うには、診断が必要です。

逆にいうと、診断のない治療は治療と呼ぶには不十分でしょう。

知識や状況分析をすることなく、感覚や直観に基づいて治療することも不可能ではありません。

しかし、それは医術と呼ばれるもので誰もができる技ではありません。

多くの人が段階をおって、治療技術を高めることができるプロセス…
それが医学であり、私自身が勉強会で主張することです。

誰もが努力することで、鍼灸の診断と治療をレベルアップさせることができる。

このような鍼灸医学を理解してもらえることを目指しています。

そして、最後に付け加えると・・・
鍼灸・東洋医学の良さは“二面性がある”ということです。

先ほどは医学の面を強調しましたが、医術の要素も共存しています。

すなわち、知識と感覚、そして診断と直感を同時に使いこなし治療を行う。
これこそが鍼灸師の理想像ではないかとも考えています。

そのためにも、感覚や直観を、正しく冷静に扱えるためにも知識や分析できる頭が必要です。

このような勉強も私の講座を通じて学んでいけたらと望んでいます。

【なぜ東洋医学を選んだのか?】

私は医師を目指していましたが、受験に失敗…
医学部には進学しましたが、生命科学科という研究分野の学校に進学しました。

その学科では、近代医学の知識を(浅くですが)学ぶことができたのは、とても勉強になりました。

しかし同時に感じたことは『自分が思い描いていた医療と違うような気がする…』ということ。

『自分自身の手で触れ、治療に向かって患者さんと同じ視点に立って進んでいく。』

当時はこのような治療を夢見ていた私にとって研究分野での勉強は、現実を突きつけられたようでした。

それと同時の卒後の進路に迷い始めました。

そんな時に、一人の友人が「こんな世界もあるよ」と貸してくれた本が東洋医学・鍼灸に関する本でした。

その本を読んだ時に感じた印象が次ようなものでした。

『自分の手で診断し、自分の手で治せる!』

『鍼とお灸さえあればどこでも、医療環境や近代設備が無くても治療ができる!!』
(当時は海外協力隊に憧れていましたので)

『なんてすばらしい!!!』

そこからもう後先考えずに猪突猛進。

鍼灸学校の受験に向けて、勉強と学費を確保するためにアルバイトに没頭する日々。

今振り返ると、鍼灸院をいくつか見学に行けば良かったものを…
現実を見ずに、理想ばかりを追いかける私の性格が表れている行動パターンだと思います(笑)



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