和魂漢才鍼灸メルマガ vol.4 【大切なタイミング】
2012-05-15
皆さん、こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。
前回のメルマガから一ヶ月あきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
新しい生活もスタートして、そろそろそれにも慣れる頃ですね(^^)
さて、今回はそんな新生活がスタートした皆さんに送る内容です。
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■ 『十四経発揮』手足陰陽流注篇(一部抜粋&意訳)
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その気、常に平旦を以って、紀と為す。
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今日の『十四経発揮』の引用はここまで(^^)
ビックリするほど短い引用ですが(笑)
コレ、すごく大切です。
■平旦(へいたん)とは、寅(とら)の刻のこと。
つまり、早朝の3~5時のこと。
“この時間帯がとても大切です!”と、書かれています。
『そんなこと言われても…なんのこと???』
と、思う方はもう少し読んでみてください(^^)
“その気”…とは衛気、営気のこと。
衛気と営気、すなわち陰陽の気は一日中、休むこと無く体中を循環しています。
しかし、気の循環はただフリーで無秩序に循環している訳ではありません。
決まり・法則があるのです。
それが『十四経発揮』に書かれている“紀”です。
十二経脈の気は中焦より起こり、全身を巡ります。
(コレ、授業で習いましたよね?)
衛気は脈外を、営気は脈内を行きます。
これらのことも“紀”です。
しかし、全身をめぐるにも、他にも決まりが必要です。
例えば、リズム・周期。
平脈の基準などもこれを診ているのです。
■そして、一日の内で、大きな基準を決める時刻があります。
それが、平旦(へいたん)=明け方の3~5時の時間帯。
この平旦という言葉をどのように解釈し、どのように治療に活かすか?
このような重要な情報が『十四経発揮』だけでなく『素問』や『難経』にも記されています。
※たぶん、4月の足立のセミナーを受講したメンバーならピーン!!ときたハズです(^^)
【 あとがき 】古典をもっと読みたい人に…
平旦っていうのは、単なる寅の刻=夜明けって意味ではないと思うのですね。
『難経』では一難や二十三難を引き合いに出しましたが
『難経』では七難
『素問』では六微旨大論
といったパートにヒントが書かれています(^^)
主な参考資料『十四経和語鈔』
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編集:足立繁久(和魂漢才鍼灸 講師)
発行:和魂漢才鍼灸
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