【和魂漢才鍼灸】東洋医学で説明でき治療が出来る鍼灸師になるために!2017年 上級コース 4月レポート
こんにちは。
和魂漢才鍼灸の岡井志帆です。
3年コースではじまった和魂漢才鍼灸セミナーも、
いよいよ上級コースとなりました。
4月は、ビギナー・中級で学んだことを
復習するために
「医学切要指南」
「医学三蔵弁解」を読んでいきました。
東洋医学での考える生理学などが
まとめられているので
とても読みやすい書物ですね。
例えば、
「医学切要指南」にある
第七章 膀胱胞の論 には、
東洋医学的な膀胱と利尿作用について書かれていますが、
これを読むと、
利尿を促す際に
「ただ、足太陽膀胱経だけを使って治療するのではないのだ」
という理由がよくわかります。
利尿は、鍼灸治療では大切な治療方法です。
利尿の他にも、排便・発汗など、
考えるべき治療法があります。
よくよく生理作用を理解して、
鍼灸治療に取り組んでもらえたらと
思います。
東洋医学で説明をして、
東洋医学で治療が出来る鍼灸師をめざして!
後一年、頑張っていきましょうね♪
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今回のセミナーでのアンケートです。
「ビギナーの時の内容とか忘れていた事が多かったので、
とても復習になりました。 」−臨床家 O先生−
「今日の授業で、三焦についての理解がだいぶ深まりました。
実技に関しては、ストーリーを考えて治療をすることがまだ難しく、
さらに勉強しないといけないと思い、日々がんばります。」
−臨床家 I先生−
「治療に関して選択肢が増えてきたと実感しています。
その選択肢がふだんの治療ですぐに思い浮かぶように、
東洋医学脳を鍛えるようにしていきます。」 −臨床家 T先生−
「実技で、背部の圧痛に鍼を岡井先生に実演していただきました。
“じょりじょり”に当たる感じが、まだつかめていませんが、
少し方向をかえると、刺している感じが変わったり、
患者さんの刺されている感じもかわったり、と勉強になりました。
“刺されている感じ”を言葉にしてくれるお仲間と、
もっと練習しないと〜、と思います。」 −臨床家 I先生−
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普段、一人で治療をしている臨床家の先生であると、
新しい鍼灸治療の方法や、鍼刺し方の手応え・変化を
つかみにくいかもしれません。
そういう先生こそ、セミナーに参加していただき、
どん欲に「技術」や「治療に関する新しい考え方」を
学んでもらえたらと思います。
多くの仲間と一緒に刺激し合って、
より技術を高めていきましょう♪
和魂漢才鍼灸
岡井志帆