秋の気と空の雲
2012-08-16
お盆も終わり、夏もいよいよ終盤ですね。
ですが、実は8月7日ですでに立秋を迎えています。
季節は夏、まっ最中!!なのに…、こんなに暑いのに(--;)
ですが、暦ではすでに秋に突入しています。
この暦に関しては・・・賛否両論のご意見があります。
しかし、私は二十四節気の考え方には、現代日本においても意味を為すと考えています。
大切なのは季節感や体感温度、目に見える現象ではありません。
啓蟄、穀雨、霜降など…なんだか今の気候に合わない(--;)
なんて、思う人もいるでしょう。
私もそう思います。
ですが、日照時間の移り変わり。
これが大切な要素だと私は思うのです。
目に見える事象・気候・自然の変化などは、国や地域によって変わるものでありますし
ましてや同じ国、同一の地域であっても、その年その年で変化します。
変わらないのは、太陽と地球の関係。
日照時間の移り変わりです。
これは異なる国、地域でそれぞれ特有の日照時間はあるでしょうが
それぞれの地域における日照時間の変化・リズムは毎年同様です。
その日照時間の変化はわれわれ人間には気づきにくいものです。
というか、現代日本人がそれを感じるのは、特に難しいと言えるでしょうね。
しかし、古代の人たちは太陽の変化を感じ、捉えて、暦を作りました。
それぞれの文明はそれぞれ暦を持っていました。
暦(日月、星辰の運行を把握すること)は実に重要なことが分かります。
・・・と、話はそれましたが
だいたいの人間の感覚に留まるのは、太陽の微妙な変化…ではなくて
季節の移ろい、気温の変化なのです。
日が短くなった、長くなったと感じるのは
熱さ寒さの変化と同じくらいと言ってもイイかもしれませんね(^^;)
これは鍼灸医学と同じことです。
目に見える症状は、専門家でなくても捉えられます。
なにより患者さん当人が感じることができます。
我われ鍼灸家は、それよりも先に兆しを捉えないといけません。
『上守機』というやつです。
自然界における“気”の変化はなかなか目には見えません。
私のような凡人にはなおさら無理です。
では、どうすればいいか!?
目に見えるもので“気”に近しい存在を観察しましょう。
それが“水”です。
水の動きを追っていくと…目に見えないものの移ろいがいくらか分かりやすくなります。
それがこの写真です。
【夏の入道雲(…の一歩手前か)2012.06.29 撮影】
【8月の秋の空模様 その1 2012.08.15 撮影】
【8月の秋の空模様 その2 2012.08.15 撮影】
1番目の雲の写真はいわゆる入道雲(の手前かな?)と呼ばれる雲。
別名、積乱雲。
これは夏の雲として定番ですね。
そして、2番目、3番目の雲は“いわし雲”っぽい雲。
別名、巻積雲。
秋の雲として有名な雲が現れ始めています。
この雲の変化も兆し(=機)です。
体感温度や季節感は夏真っ盛りですが、実は自然界では刻々と秋に向かって変化しています。
その兆しを捉える眼を鍼灸家は養わないといけません。
目に見える事象も、目に触れにくい変化を捉えることもどちらも大切です。
陰陽両方を観れるように今日も精進精進です(^^)
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