蚊は人体にとって悪者か?されとも“イイもの”か?

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蚊は人体にとって悪者か?されとも“イイもの”か?

2012-09-10

皆さん、こんにちは!!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です(^^)

蚊に刺されると痒みが出る人と出ない人があります。
唐突な話ですが、これは本当です。
私の義父は蚊ごときに刺されても痒くもなんともありませんし、
師姉のお爺さんもそうだったそうです。

(この話、昔もどこかで書きましたが、Facebookで話題が出ていたので、
楽しくなってこのブログにも改めて書き直してみました。)

さてさて、蚊に刺されやすい体質の人は“熱がこもっている体質”…と表現できます。

■ 蚊は何を頼りに人の存在を察知し、血を吸いに来るのか?

それは二酸化炭素CO2を頼りに人を見つけるのだと言われていますよね。

人がCO2を排出するのは、肺と皮膚からです。
そしてCO2の排出量はその人のエネルギー代謝率に左右されます。
これもイメージしやすいですね。

つまり、体の中に活発にエネルギー代謝が起こりCO2をより多く排出する人が
蚊に好まれる体質といえます。

体の中の熱量が多い=内に熱・火を持っているタイプです。

しかし、ここまでは正常な人も含まれます。

問題は蚊に刺された後、腫れて赤くなり痒くなること。

この症状はいろいろな要因を表わしています。
ここから東洋医学的に話を進めていきますね。

■ 虫刺されは“腫れる・赤くなる・痒くなって掻く”

・・・この3つの症状に分類できます。
では、この3つの症状をひとつひとつ見直してみましょう。

『腫れる』・・・これは水の存在を示しています。
水を豊富に持つ人は、蚊に刺された刺激(蚊の唾液=異物=毒)に反応して
水が局所的に集まり浮腫を起こしている現象です。

『赤くなる』・・・これは火・熱のあらわれです。
異物・毒の存在に対して、正気が反応します。
気が集まった結果、局所的な気滞が起こり、熱を孕みます。
それに呼応するかのように、水も集まります。
“火は水を呼ぶ”のです。

異物に対する人体の気の反応は石坂流『鍼灸茗話』に分かりやすく説かれています。

そして3番目の要素
『掻く』という行為・・・これは血中に邪毒が存在することを示します。

ひとくちに“掻く”といってもいろんな掻き方の程度がありますが
虫刺されの痒みは(もし理性がなければ)出血するまで掻く程度の痒みと言えます。

『血が出るまで掻く』

なぜそんなことをする必要があるのでしょうか?

それは血中に邪(毒)があるからです。

蚊にさされることで、蚊の吻(くち)が刺入されます。
そしてさらに・・・
虫刺されの場合は、虫の毒がやっかいです。

毒といっても、蚊の場合は極々軽いものです…
蚊の唾液ですね。

蚊は血液の凝固を避けるために、血液の凝固を阻害させる因子(=唾液)を注入するそうです。

血液凝固阻害因子・・・とはいえ、異物は異物。
それは生体から見るとまぎれもなく“毒”なのです。

■ 豆知識はここまで!東洋医学的に話を整理しましょう。

虫刺されの機序を考えるには、“体質的なベース”と“きっかけ”がポイントです。

“体質的なベース”とは、もともとその人が素体として持っている湿痰・水毒と内熱

“きっかけ”となるのは、虫の毒・異物(この場合は、蚊の唾液ですね)

蚊に刺されても、痒くならない。

こんな人の素体はまず、そもそも宿となる湿痰・内熱が少ないと考えられます。

異物(=虫の毒)に対して過剰に反応し、結合するモノがないのです。

皮下にこのような宿が少ない人は必然的に、皮膚の流通が盛んです。

皮膚・皮下における氣の流れが健全なのです。

水と熱の排泄が上手なので、蚊に刺された程度なら、
あっという間に自然治癒することができるのだと想像できます。

でも、普段、汗もかかない=気の流れが悪い=熱が渋滞しやすく&水は淀む。

こんな状態なら“ちょっとしたきっかけ(=虫刺され)”で一気に大渋滞を起こします。

それが腫れ・痒みです。

結果として、血ごと血中の毒を強制排除する必要が生じます。
これがボリボリ掻くという行為となるのです。

常に皮膚の気の交流を健全な状態にしておくこと。

これが大事です。

蚊は悪くないのです。

むしろ、体の中(皮膚下)をクリーンな状態にするお手伝いをしてくれていると私は考えています。
蜂(ハチ)の針を使った鍼治療なんかのこの部類に入るのでは?と想像しています。

まだ蜂針治療を受けたことがないので想像の域を出ませんが・・・(^^;)



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